10月19日(日) 「平和を実現する人の幸い」
2025年11月01日
マタイによる福音書5章9節
- 「平和」と聞くと、戦争がないことを思い浮かべます。しかし、争いや戦いがない状態は「平穏」であり、「平和」とは異なります。
- 旧約聖書以来、平和(シャローム)は、神との関係が正しい状態であり、人と人との関係も、調和されていることを言います。
- 主は「平和を願う人」ではなく、「平和を実現する人」が幸いと言われました。待っているだけでなく、努力して築くものなのです。
- わたしたちの間では、小さなすれ違いが大きな争いを生む素となります。「ありがとう」「ごめんなさい」を言えるだけで和らぎます。
- 愛のある言葉で関係をつなぎ直すことが平和への第一歩となります。神との関係が断絶していたのを、主の十字架によって修復されました。
- わたしたちは言葉で、赦しの心で、祈りで平和を実現させていくのです。そうすることで、神の性質を表す者-神の子と呼ばれるのです。
- 平和を理想として思い巡らすのではなく、まず自分の小さな行いから始めて、キリストによる平和を告げ、実現する者として歩みましょう。