11月23日(日) 「完成するため」
2025年11月30日
マタイによる福音書5章17~20節
- 13~19節で主イエスが「立派な行い」に言及されたことで、人々は律法を忠実に守ることが神の前の正しさであると思っていました。
- そしてそれができていると自他共に認めていたのが律法学者やファリサイ派の人々でした。その義にまさるとはどうすればよいのか。
- 信仰者に立派な行いをすることを求められた主イエスは、十戒を中心とする律法を否定したわけではありませんでした。
- 律法を廃止するためではなく、完成するために来られたと主は言われました。不完全なものを完成させるというよりは成就させるためです。
- 律法は、神がわたしたちと正しい関係に生きるために与えられたものです。しかしそれを見失い、勝手に歩むのがわたしたちの罪です。
- その罪を贖い、神がわたしたちの罪を赦し、もう一度恵みのうちに生きるようにしてくださったのが十字架と復活の出来事です。
- そのためにお生まれになったのがイエス・キリストであり、そのご降誕を祝うクリスマスに向けていよいよアドベントが始まります。