8月17日(日) 「病をいやす方」
2025年08月24日
マタイによる福音書4章23~25節
- 主イエスがなされた「諸会堂で教え」「御国の福音を宣べ伝え」「病気や患いをいやされた」は、教会が受け継いできた宣教の働きです。
- この3つの働きについては9章35節でも繰り返されます。5-7章は「山上の説教」で教えられ、8-9章ではいやしの記事が続きます。
- まず主イエスは一つのところにとどまることなく、自ら出て回って、語り、いやされたことが分かります。教会も同じように出ていくのです。
- 病気になると、将来に対する不安、死への恐れ、自分だけが取り残されているような深い孤独感、そうしたものが現れ出てきます。
- 「いやす」という言葉の原意は「悲しみを共にする」ということです。病める時にこそ、主イエスが共にいてくださり、いやされるのです。
- 病を通して内なる世界に目を開かれ、人間性を取り戻させる。その最も深いところにおける主イエスとの人格的交流が人を生かすのです。
- 大勢の群衆も、直前の4人の弟子のように「従った」のです。主イエスを中心に教えを聞き、いやしに与る者たちの群れ、それが教会です。