8月24日(日) 「山上の説教」
2025年09月06日
マタイによる福音書5章1~2節
- 主イエスの宣教の業である「教え」が5~7章の「山上の説教」です。8~9章は癒しの記事が続きます。山の上で語られた意味があります。
- 山上というのは、旧約以来、神が顕現される所です。同じマタイでは、17章に山上の変貌、28章の最後に大宣教命令が記されています。
- 旧約ではモーセがシナイ山で十戒を与えられました。エジプトの奴隷となっていたイスラエルの民を救い、契約として与えたのが十戒です。
- これは、律法を守れば救ってくださるというような条件ではなく、奴隷からの解放という救いが先行していることが分かります。
- 同じように、マタイ福音書はすでに主イエスの十字架を知っていますから、教えを守れば救われるのではなく、すでに救われているのです。
- 山上についてきた群衆は、主イエスを中心に、近くに寄って来た弟子たち、その周り群衆がいました。これは教会の姿です。
- わたしたちは山上から地上へと派遣される群れです。救いの条件ではなく、すでに救われた恵みを伝える者として送り出されるのです。